2025.06.26
ルームエアコン工事の相場ガイド〈2025年版〉
ルームエアコン工事の相場ガイド〈2025年版〉
3行でポイント
・本体+標準取付けの実勢は 10〜30 万円、6〜12畳用なら 15〜25 万円帯が最多
・換気・空清付き高効率エアコンは国の補助で 最大 27,000 円/台
・耐用年数は 10〜13 年。冷えが悪い・異音・水漏れは計画交換の合図
目次
- はじめに
- 取付け総額のレンジをつかむ
- 本体価格と能力別のめやす
- 標準工事費の内訳
- 追加費用が発生しやすいポイント
- 補助金・助成金をフル活用(公式 URL 付き)
- 費用を抑える5つのコツ
- 交換タイミングとサイン
- まとめ
1. はじめに
エアコンは冷暖房だけでなく換気・空気清浄も担う住まいの必需品です。最新モデルは 年間消費電力量を 30〜50 %削減 でき、窓を開けずに換気できる機種もあります。
この記事では 2025 年時点の価格帯・工事内容・公的支援策 をまとめました。
2. 取付け総額のレンジをつかむ
- 総額 10〜30 万円 が中心。
6〜12畳(2.2〜3.6 kW)は 15〜25 万円、14〜20畳(4.0〜5.6 kW)は 25〜40 万円が目安。 - 20畳超のハイパワー機や換気ユニット内蔵機、室外機の特殊設置(屋根置き・クレーン搬入)では 40〜60 万円 に達することもあります。
3. 本体価格と能力別のめやす
- 6〜8畳向け(2.2 kW~2.5kW) … 本体 6〜10 万円
- 10〜12畳向け(2.8〜3.6 kW) … 本体 10〜18 万円
- 14〜20畳向け(4.0〜5.6 kW) … 本体 18〜30 万円
- プレミアムモデル(加湿暖房・AI学習・全熱交換換気) … 本体 30 万円以上
4. 標準工事費の内訳
- 旧機器取り外し・リサイクル費……5,000〜10,000 円
- 新規取付け(壁掛け・室外機床置き)……15,000〜20,000 円
- 配管 4 m・電線・ドレンホース……標準に含む
- 真空引き・試運転……標準に含む
標準取付け合計:15,000〜25,000 円前後(作業 2〜3 時間)
5. 追加費用が発生しやすいポイント
- 配管延長 1 m = 2,000〜3,000 円
- スリーブ穴あけ(コア抜き)1ヶ所 = 8,000〜15,000 円
- 室外機屋根置き・壁面金具 = 8,000〜25,000 円
- 化粧カバー(配管モール)1 m = 3,000〜6,000 円
- 高所作業・クレーン搬入 = 10,000〜30,000 円
対策:設置場所と配管ルートの写真を送り、追加項目と上限額を見積書に明記してもらう。
6. 補助金・助成金をフル活用(公式 URL)
- 住宅省エネ 2025 キャンペーン〈国土交通省〉
換気・空気清浄機能付きエアコン
− 最大 27,000 円/台
− 公式サイト → https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/ (jutaku-shoene2025.mlit.go.jp) - 子育てエコホーム支援事業〈国土交通省〉
同機能のエアコンを設置する子育て・若者夫婦世帯
− 21,000〜23,000 円/台
− 公式サイト → https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/ (kosodate-ecohome.mlit.go.jp) - 東京ゼロエミポイント〈東京都環境局〉
省エネ性能の高いエアコン買い替え
− 例:都内在住者にポイント付与(家電券などに交換)
− 公式サイト → https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/appliances (kankyo.metro.tokyo.lg.jp) - 省エネ投資促進支援事業費補助金〈環境共創イニシアチブ(SII)〉※法人向け
高効率業務用空調機の更新で費用の 1/3 を補助
− 公式ポータル → https://sii.or.jp/ (sii.or.jp)
補助申請は販売店または施工店が代行するケースがほとんどです。
見積もり段階で「補助適用後の支払額」を確認 しましょう。
7. 費用を抑える5つのコツ
- 既存配管を再利用 できる同能力機を選び、穴あけやカバー追加を回避
- 補助対象の 換気・空清付き高効率モデル で実質単価を下げる
- 夏の繁忙期を避け、春・秋の閑散期に発注 し工賃を安定させる
- まとめ買い(2台以上) で出張費・リサイクル費を節約
- 相見積もり2〜3社 を取り、本体・標準・追加を分けた明細で交渉
8. 交換タイミングとサイン
- 寿命目安:10〜13 年
- 交換サイン
- 冷え/暖まりが悪い、設定温度に達しない
- 室内機から異音・異臭、室外機が強く振動
- 室内機から水漏れ、ドレン詰まりが頻発
- 故障コード(E03、P05 など)が表示
- 真夏の故障は在庫不足+緊急料金で割高。春か秋に計画交換するとコストも品質も良好。
9. まとめ
- 工事総額は 10〜30 万円 が主流、設置条件次第で 40 万円超もあり得る。
- 標準取付け費は 15,000〜25,000 円、追加費用は配管延長・高所作業が鍵。
- 国の補助最大 27,000 円/台 に自治体助成を上乗せすると実質負担を大幅圧縮できる。
- 写真共有で追加費を封じ込み、閑散期発注&補助活用で賢くコストを抑えよう。
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2025.06.26
トイレリフォーム工事の相場ガイド〈2025年版〉
トイレリフォーム工事の相場ガイド〈2025年版〉
3行でポイント
・本体+標準工事の相場は 10〜45 万円。15〜30 万円帯が最多
・節水・掃除ラク機能付きトイレは 国補助2〜2.3 万円/台+自治体助成 が狙える
・耐用年数はおよそ 10〜15 年。水漏れやガタつきが出たら計画交換を
目次
- はじめに
- リフォーム総額のレンジをつかむ
- 本体タイプ別の価格感
- 標準工事費の内訳
- 追加費用が発生しやすいポイント
- 補助金・減税をフル活用
- 費用を抑える5つのコツ
- 交換タイミングとサイン
- まとめ
1. はじめに
最新の節水トイレは旧型に比べ 水使用量を 30〜70 %削減 でき、
フチレス形状や自動洗浄で掃除負担も大幅に軽減します。
「総額はいくら?」「補助金は使える?」という疑問に応えるべく、2025 年時点の相場と支援策 をまとめました。
2. リフォーム総額のレンジをつかむ
- 組み合わせ便器(タンク+便座が別) … 10〜15 万円
- 一体型トイレ … 20〜30 万円
- タンクレストイレ … 17〜45 万円(機能と手洗い器の有無で変動)
- 配管移設や増設を伴うケース … 40〜60 万円
もっとも案件が多いのは 15〜30 万円帯。ウォシュレット・脱臭ファン・自動フタ開閉などを付けると 25 万円前後になることが多いです。
3. 本体タイプ別の価格感
- 組み合わせ便器
– 便座を後から好みで付け替えやすい
– 本体実売 5〜8 万円 - 一体型トイレ
– タンクと便座が一体化。段差が少なく掃除がラク
– 本体実売 8〜13 万円 - タンクレストイレ
– 奥行き短縮で省スペース。手洗い器を別で付けるかが価格差要因
– 本体実売 12〜25 万円(高機能モデルは 30 万円超)
4. 標準工事費の内訳
- 既存便器の取り外し・処分…………8千〜1.5 万円
- 新規便器据え付け・配管接続………3〜4.5 万円
- リモコン設置・電源確認……………5千〜1 万円
- 床クッションフロアの張替え………1〜2 万円
- 壁クロス部分補修……………………5千〜1 万円
→ 標準工事合計:6〜10 万円前後(工期は半日〜1日)
5. 追加費用が発生しやすいポイント
- 排水芯が合わず配管延長 … 5千〜8千円/10 cm
- コンセント増設・専用回路 … 8千〜2 万円
- 手洗い器新設 … 1.5〜3 万円
- 床の下地補修(腐食・沈み) … 1〜3 万円
- 段差解消や手すり取り付け … 1〜2 万円
★ 写真と寸法を事前共有し、追加項目を全て見積書へ明記 してもらいましょう。
6. 補助金・減税をフル活用
- 住宅省エネ 2025 キャンペーン
公式 https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
– 節水型トイレ 21,000 円/台
– 掃除しやすい機能付きトイレ 23,000 円/台 - 子育てエコホーム支援事業(リフォーム枠)
公式 https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/
– 同額の 19,000〜20,000 円/台(世帯要件あり) - 介護保険住宅改修
– 手すり・段差解消を伴う場合、工事費の9割(上限 20 万円) - 自治体独自助成
– 例:東京都杉並区 2万円、兵庫県明石市 1.5 万円など
補助金は施工店が代理申請するケースが多いので、見積もり段階で 補助後の支払額 を確認しましょう。
7. 費用を抑える5つのコツ
- 排水芯が同じ後継機 を選び、配管移設を回避
- 床・壁クロスは DIY や別途発注で 材料費を圧縮
- 補助対象の 節水・掃除ラク機能付き便器 を選定
- 繁忙期(年末・新年度前)を避け、梅雨明け〜秋口に発注
- 相見積もり2〜3社。本体・標準・追加を分けた明細で比較し交渉
8. 交換タイミングとサイン
- 耐用年数は 10〜15 年
- 交換を検討すべき症状
- タンクや配管の水漏れ・結露が常態化
- 洗浄水量 8L以上の旧型で水道代が高い
- ガタつきやヒビ、床の沈み
- 便座ヒーター・脱臭ファンの故障
- 家族の高齢化で段差や手すり不足が気になる
9. まとめ
- トイレリフォーム総額は 10〜45 万円。主流は 15〜30 万円帯
- 標準工事は 6〜10 万円。排水芯変更や手洗い器追加で上振れ
- 節水・掃除ラク便器は国補助 2〜2.3 万円/台+自治体助成で実質負担を圧縮
- 写真・寸法を共有し追加費用を封じ込め、補助対象機能を組み込んで賢くコストダウンしましょう
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2025.06.26
浴室リフォーム工事の相場ガイド〈2025年版〉
浴室リフォーム工事の相場ガイド〈2025年版〉
3行でポイント
・ユニットバス交換の総額は 70〜150 万円、在来浴室を丸ごと替えると 100〜200 万円 が主流
・子育てエコホーム/住宅省エネ 2025 などで 10〜20 万円前後の補助金 が狙える
・タイル割れや水漏れが出たら早めに計画リフォームを
目次
- はじめに
- リフォーム総額のレンジをつかむ
- 本体グレード別の価格感
- 標準工事費の内訳
- 追加費用が発生しやすいポイント
- 補助金・減税をフル活用
- 費用を抑える5つのコツ
- リフォームを検討すべきサイン
- まとめ
1. はじめに
浴室は毎日使う設備だけに、経年劣化や断熱不足がダイレクトに快適性へ響く場所です。
最新のユニットバスは断熱浴槽・水はけ床・お掃除ラク壁など機能が進化し、光熱費の削減やヒートショック対策にも効果的。
「総額は?」「補助金は?」といった疑問を持つ方向けに、2025 年最新の相場と公的支援策 をまとめました。
2. リフォーム総額のレンジをつかむ
- ユニットバス → 同サイズ交換(1216・1416 など)
70〜120 万円が目安。マンション・0.75 坪の戸建てで定番。 - ユニットバス → サイズアップ(1616・1620 など)
100〜160 万円。間仕切り変更や窓交換を伴うことが多い。 - 在来浴室(タイル貼り) → ユニットバス化
100〜180 万円。解体・土間打ち直し・断熱追加が必要。 - ハイグレード/オーダー仕様
150〜250 万円。人工大理石浴槽、ミストサウナ、浴室TVなどを盛り込むケース。
3. 本体グレード別の価格感
- ベーシック仕様
・人造大理石でなくFRP浴槽、壁はベーシック柄
・本体実売 40〜60 万円 - ミドル仕様
・断熱浴槽、人工大理石、暖房換気乾燥機が標準
・本体実売 60〜90 万円 - プレミアム仕様
・ミストサウナ・浴室TV・フラット天井・大型エプロンなど
・本体実売 90 万円〜
本体定価は 100〜150 万円台でも、流通では 定価の 40〜60 %引き が一般的。
重要なのは「本体割引率」より 本体+工事の総額 で比較すること。
4. 標準工事費の内訳
- 既存浴室の解体・撤去 8〜15 万円
- 土間コンクリート打設 2〜7 万円(在来浴室の場合)
- 給排水・追い焚き配管 3〜8 万円
- 電気工事(専用回路・換気ダクト等) 3〜6 万円
- ユニット組立て 8〜12 万円
- 入口枠や壁の大工/内装復旧 5〜10 万円
→ 標準工事費の合計は 30〜60 万円前後(戸建てで4〜5日、マンションで3〜4日が目安)
5. 追加費用が発生しやすいポイント
- 配管延長・追い焚き新設:1mあたり 5千〜1万円
- 200 V 電源の増設(暖房乾燥機用):8千〜2万円
- 窓交換や断熱サッシに変更:5〜15 万円
- 梁欠き加工・難形状浴室:2〜5 万円
- 外部足場(2階浴室の窓交換):3〜7 万円
★ 事前に図面・写真・寸法を施工店へ共有し、追加費用を全項目見積書に明記 してもらうと安心です。
6. 補助金・減税をフル活用
- 子育てエコホーム支援事業(リフォーム枠)
公式 https://kodomo-ecohome.mlit.go.jp/
– 高断熱浴槽+節湯水栓で 10,200〜12,700 円/戸
– 段差解消や手すり設置を組み合わせると加算 - 住宅省エネ 2025 キャンペーン
公式 https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
– 浴室断熱改修・高効率給湯同時施工で 上限 20 万円/戸 - 長期優良住宅化リフォーム推進事業
国交省プレス https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000943.html
– 劣化対策・断熱性能向上など条件を満たせば 最大 250 万円補助 - 介護保険住宅改修
– 手すり・段差解消を伴う場合、工事費の9割を上限 20 万円まで補助 - 自治体独自助成
– 例:東京都江戸川区 10 万円、静岡県浜松市 5万円など
申請方法は制度ごとに異なりますが、大半は施工店が代行。
「補助適用後の実質負担額」を見積もり時に確認 しましょう。
7. 費用を抑える5つのコツ
- 同じサイズ・同じ位置 のユニットを選び、配管と開口部の再利用率を上げる
- 浴室乾燥機や窓交換など 補助金対象オプションを組み込む と実質負担を抑えられる
- 水まわり3点(浴室+洗面+トイレ)を同時リフォームし、諸経費を分散
- 繁忙期(9〜12 月)を避け、年度明け〜春先に発注すると工賃が安定
- 相見積もり2〜3社。総額だけでなく「本体・標準・追加」を分けた明細で比較し交渉
8. リフォームを検討すべきサイン
- タイルのヒビ・目地割れで 水漏れ跡 がある
- 浴槽や壁パネルの 黄ばみ・ヒビ・触ると柔らかい
- 換気不足で 黒カビが落ちない・結露がひどい
- 冬場に床が冷たく ヒートショックリスク が高い
- 給湯器を高効率タイプに替えるのと同時に節湯水栓・断熱浴槽で光熱費を削減したい
9. まとめ
- ユニットバス交換の総額は 70〜150 万円、在来 → ユニットは 100〜200 万円 が目安
- 標準工事は 30〜60 万円。解体・配管延長・窓交換が追加費用の主因
- 子育てエコホーム/住宅省エネ 2025 などで 10〜20 万円前後の補助金 が狙える
- 図面共有と詳細見積もりで追加費用を封じ込み、補助金対象工事を組み合わせて賢くコストダウンしましょう
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2025.06.26
給湯器交換工事の相場ガイド〈2025年版〉
給湯器交換工事の相場ガイド〈2025年版〉
3行でポイント
・本体+標準工事の実勢は 10〜30 万円。15〜25 万円帯が最多
・高効率型(エコジョーズ)なら 給湯省エネ 2025 補助金 最大7万円/台
・耐用年数は8〜12 年。点火エラーや異音が出たら計画交換を
目次
- はじめに
- 交換総額のレンジをつかむ
- 本体価格とタイプ別機能
- 標準工事費の内訳
- 追加費用が発生しやすいポイント
- 補助金・減税をフル活用
- 費用を抑える5つのコツ
- 交換タイミングと寿命のサイン
- まとめ
1. はじめに
都市ガス・LPガス用の給湯器は、短時間で強力に給湯できる一方、
耐用年数は8〜12 年 と比較的短く、突然の故障で真冬にお湯が出ないリスクがつきまといます。
「総額いくら?」「工事期間は?」「補助金は?」と不安が尽きない人向けに、
2025 年最新の相場と公的支援策 まとめました。
2. 交換総額のレンジをつかむ
- 本体+標準工事の中心レンジは 15〜25 万円
- 10〜15 万円:給湯専用タイプ(16~20号)で最安帯
- 18〜26 万円:高効率エコジョーズ(20〜24号)で最多帯
- 25〜35 万円:タンクレス・浴室暖房連動・床暖4系統などフルオプション
- 価格が跳ね上がるのは
- 排気筒付きの屋内FF/FE型
- PS(パイプシャフト)設置で特殊架台が必要
- 外壁移設や長尺配管が伴うケース
3. 本体価格とタイプ別機能
- 給湯専用機
最安 6〜10 万円/16〜20号
シャワーと給湯のみ。追い焚き不要の単身・2人世帯向け - オートタイプ
実売 9〜14 万円/20〜24号
自動湯はり+自動停止。残り湯を再加熱できるが自動保温はなし - フルオートタイプ
実売 12〜18 万円/24〜28号
追い焚き・自動保温・配管自動洗浄。4人家族以上に主流 - エコジョーズ(潜熱回収)
上記各タイプより+2〜3 万円。ガス代を年間1〜2 万円削減できる高効率モデル
4. 標準工事費の内訳
- 既存給湯器の取り外し・処分…………8千〜1.5 万円
- 本体据え付け・配管接続………………2〜3 万円
- ガス配管転がし・漏えい試験…………1〜2 万円
- 給水・給湯・追い焚き配管の接続……1〜2 万円
- リモコン交換(浴室・台所)…………8千〜1.5 万円
- 外壁穴ふさぎ・コーキング……………5千〜1 万円
→ 標準計 6〜10 万円前後(戸建てで半日、マンションでも1日以内が一般的)
5. 追加費用が発生しやすいポイント
- 排気筒・チムニーを延長またはS字に曲げる:1〜3 万円
- PS設置で開口を広げる、架台金具を変更:2〜4 万円
- ガス種を都市ガス ⇄ LPガスへ変更:3〜5 万円(ノズル交換+調整)
- 給湯配管が鉄管で腐食 → まるごと架橋ポリへ更新:5〜15 万円
- 電源コンセントがなく 100 V 増設:8千〜2 万円
★ 現場写真を事前送付し、追加項目をすべて書面化 してもらうと安心。
6. 補助金・減税をフル活用
- 給湯省エネ 2025 事業
公式 https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/
– エコジョーズ 1台あたり 3万円(追い焚きなし住宅)
– 追い焚き機能付きは4万円 - 賃貸集合給湯省エネ 2025 事業
公式 https://chintai-shoene2025.meti.go.jp/
– 追い焚きなし:5万円/台
– 追い焚きあり:7万円/台 - 住宅省エネ 2025 キャンペーン(戸建て・分譲向け)
公式 https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
– エコジョーズ設置を含むリフォームで最大13 万円(他工事と合算) - 自治体独自助成
例)東京都北区 3万円、愛知県豊田市 2万円など地域差が大きい
ほとんどの補助金は 施工店が代理申請する還元方式。
見積もり段階で「補助金適用後の支払額」を提示してもらうことが大切です。
7. 費用を抑える5つのコツ
- 同芯(排水芯・ガス配管位置が一致) の後継機を選ぶ
- リモコン線や電源位置を事前写真で共有し 追加配線を回避
- エコジョーズを選び 国補助金 3〜4 万円を確実に取得
- 3〜5月または9〜11月の 閑散期に発注 し工賃を安定させる
- 相見積もりは最低2社。本体・標準・追加を分けた明細で比較し交渉
8. 交換タイミングと寿命のサイン
- 寿命目安は 8〜12 年
- 交換を検討すべき症状
- 点火エラー「111」「121」が頻発する
- シャワー温度が安定しない/冬にぬるい
- 本体内部から金属音や異臭
- 黒煙・すす・ガス臭など燃焼不良を示す兆候
- 給水元で水漏れ、配管の青錆・緑青が目立つ
- 真冬の突然故障は在庫不足と高額緊急料金のダブルパンチ。
秋までの計画交換 がコスト・日程とも最適です。
9. まとめ
- ガス給湯器の総額は 10〜30 万円、最多は15〜25 万円帯
- 標準工事は 6〜10 万円。排気筒延長・架台特殊・配管更新で追加が出やすい
- エコジョーズなら国補助最大7万円/台。自治体助成を合わせると実質負担はさらに低減
- 寿命8〜12 年。点火エラーが出たら 壊れる前に計画交換 が安全でお得
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2025.06.26
エコキュート交換工事の相場ガイド〈2025年版〉
エコキュート交換工事の相場ガイド〈2025 年版〉
3行でポイント
・本体+標準工事の実勢は 40〜60 万円
・国の補助金を使うと 実質 30 万円台前半 に圧縮可能
・寿命は 10〜15 年。エラーや水漏れが出たら計画交換を
目次
- はじめに
- 交換総額のレンジをつかむ
- 本体価格とグレード別機能
- 標準工事費の内訳
- 追加費用が発生しやすいポイント
- 補助金・減税をフル活用
- 費用を抑える 5 つのコツ
- 交換タイミングと寿命のサイン
- まとめ
1. はじめに
エコキュートは空気熱を利用するヒートポンプ式給湯器です。
ガス給湯器より 年間 40〜60 %の光熱費削減 が期待でき、停電時にはタンクの水を非常用に使える点でも注目されています。
とはいえ「総額はいくら?」「補助金は?」と疑問が多いのも事実。本ガイドでは 2025 年時点の最新相場と公的支援策 をまとめました。
2. 交換総額のレンジをつかむ
- もっとも多い価格帯は 本体+標準工事で 40〜60 万円。特に 43〜52 万円に案件が集中しています。
- ネットの格安パックでは 38 万円前後も見つかりますが、以下の条件が重なると 65〜75 万円 まで上がります。
- 460 L の大型・寒冷地仕様・フルオプション
- 搬入にクレーンが必要(2階バルコニー設置等)
- 旧電気温水器を撤去し、基礎を打ち直す
3. 本体価格とグレード別機能
- スタンダード機(370 L)
- 実売 20〜35 万円
- オート給湯と簡易追い焚き。必要最低限でコスパ重視
- ハイグレード機(370/460 L)
- 実売 35〜50 万円
- フルオート、配管自動洗浄、スマホ連携など機能充実
- プレミアム・寒冷地仕様(460 L)
- 実売 50 万円以上
- 除菌運転、AI 学習制御、−20 ℃対応ヒーターなど高付加価値
カタログ定価は 60〜100 万円台でも、実売は 定価の6〜8割引 が一般的。総額を見るときは「本体割引率」より「本体+工事の合計」で比較するのが鉄則です。
4. 標準工事費の内訳
- 搬入・据付・試運転 5〜7 万円
- 給水・給湯・追い焚き配管の接続 3〜5 万円
- 電気工事(200 V 回路・分電盤増設) 6〜15 万円
- 既存機器の撤去・リサイクル 0.5〜1.5 万円
- 基礎補修や脚部カバー取り付け 2〜5 万円
→ 上記を合わせて 標準工事は 10〜20 万円前後。戸建てなら1日、集合住宅でも1〜2日で完了するのが一般的です。
5. 追加費用が発生しやすいポイント
- 配管延長:標準5mを超えると1mあたり 5,000〜10,000 円
- 基礎の新設や補強:2〜5万円
- 分電盤の空き回路がない場合:1.5〜3 万円の増設費
- 搬入にクレーン・ユニックを使用:3〜7万円
- 旧電気温水器からの入れ替え:アンカー位置や継手補正で2〜4万円
★ 現地調査で 「追加費用の上限」を必ず書面化 してもらいましょう。
6. 補助金・減税をフル活用
- 給湯省エネ 2025 事業
- 公式サイト https://kyutou-shoene2025.meti.go.jp/
- 基本 6万円/A 要件(昼間沸き上げシフト)+4万円/B 要件(CO₂ 5%削減)+6万円
- 旧電気温水器を同時撤去すると+4万円
- → 最大 17 万円/台
- 住宅省エネ 2025 キャンペーン
- https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
- エコキュート設置で最大 13 万円(上記枠と連動)
- 賃貸集合給湯省エネ 2025 事業
- https://chintai-shoene2025.meti.go.jp/
- 追い焚きなし5万円/あり7万円
- 自治体独自助成
- 例:東京都足立区5万円、北海道旭川市3万円など。自治体ごとに要確認。
申請は施工店が代理で行う「還元方式」が主流です。見積もり時に 補助後の実質負担額 を提示してもらいましょう。
7. 費用を抑える 5 つのコツ
- 同等サイズ・同位置 の後継機で基礎や配管を再利用する
- 分電盤をスマホで撮影し、追加電気工事を最小化
- A+B 要件を満たす 補助金対象機種 を選定する
- 繁忙期(12〜3月)を避け、秋〜初冬に発注して工賃を安定させる
- 相見積もりを2〜3社 取り、本体・標準・追加の内訳で比較し交渉する
8. 交換タイミングと寿命のサイン
- 寿命の目安は 10〜15 年
- 代表的な交換サイン
- タンクや配管の小さな水漏れ
- ヒートポンプの異音・振動増大
- リモコンに U30 / H19 などのエラー表示
- お湯がぬるい、沸き上がりが遅い
- 漏電ブレーカーが月1回以上落ちる
- 故障直前は在庫不足や緊急費用増で割高になりがち。夏〜秋に計画交換 するとコストも品質も確保しやすくなります。
9. まとめ
- 本体+標準工事の相場は 40〜60 万円。スタンダード機は 40 万円前後、寒冷地・プレミアムは 60 万円台。
- 標準工事は 10〜20 万円。追加費用は配管延長・基礎・分電盤が主な要因。
- 国の補助金は 最大 17 万円/台。自治体助成と併用すれば 実質 30 万円台前半 も可能。
- 本体・工事・追加費用を分けた相見積もりと補助金対象機種の選定で、賢くコストを抑えましょう。
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