千葉県知事許可(般-5)第56546号
電気工事業者登録 第20240083号

News
新着情報

2025.06.26

ルームエアコン工事の相場ガイド〈2025年版〉

ルームエアコン工事の相場ガイド〈2025年版〉




3行でポイント
・本体+標準取付けの実勢は 10〜30 万円、6〜12畳用なら 15〜25 万円帯が最多
換気・空清付き高効率エアコンは国の補助で 最大 27,000 円/台
・耐用年数は 10〜13 年。冷えが悪い・異音・水漏れは計画交換の合図



目次



  1. はじめに

  2. 取付け総額のレンジをつかむ

  3. 本体価格と能力別のめやす

  4. 標準工事費の内訳

  5. 追加費用が発生しやすいポイント

  6. 補助金・助成金をフル活用(公式 URL 付き)

  7. 費用を抑える5つのコツ

  8. 交換タイミングとサイン

  9. まとめ




1. はじめに


エアコンは冷暖房だけでなく換気・空気清浄も担う住まいの必需品です。最新モデルは 年間消費電力量を 30〜50 %削減 でき、窓を開けずに換気できる機種もあります。
この記事では 2025 年時点の価格帯・工事内容・公的支援策 をまとめました。


2. 取付け総額のレンジをつかむ



  • 総額 10〜30 万円 が中心。
    6〜12畳(2.2〜3.6 kW)は 15〜25 万円、14〜20畳(4.0〜5.6 kW)は 25〜40 万円が目安。

  • 20畳超のハイパワー機や換気ユニット内蔵機、室外機の特殊設置(屋根置き・クレーン搬入)では 40〜60 万円 に達することもあります。




3. 本体価格と能力別のめやす



  • 6〜8畳向け(2.2 kW~2.5kW) … 本体 6〜10 万円

  • 10〜12畳向け(2.8〜3.6 kW) … 本体 10〜18 万円

  • 14〜20畳向け(4.0〜5.6 kW) … 本体 18〜30 万円

  • プレミアムモデル(加湿暖房・AI学習・全熱交換換気) … 本体 30 万円以上




4. 標準工事費の内訳



  1. 旧機器取り外し・リサイクル費……5,000〜10,000 円

  2. 新規取付け(壁掛け・室外機床置き)……15,000〜20,000 円

  3. 配管 4 m・電線・ドレンホース……標準に含む

  4. 真空引き・試運転……標準に含む


標準取付け合計:15,000〜25,000 円前後(作業 2〜3 時間)


5. 追加費用が発生しやすいポイント



  • 配管延長 1 m = 2,000〜3,000 円

  • スリーブ穴あけ(コア抜き)1ヶ所 = 8,000〜15,000 円

  • 室外機屋根置き・壁面金具 = 8,000〜25,000 円

  • 化粧カバー(配管モール)1 m = 3,000〜6,000 円

  • 高所作業・クレーン搬入 = 10,000〜30,000 円


対策:設置場所と配管ルートの写真を送り、追加項目と上限額を見積書に明記してもらう。


6. 補助金・助成金をフル活用(公式 URL)



  1. 住宅省エネ 2025 キャンペーン〈国土交通省〉
    換気・空気清浄機能付きエアコン
    − 最大 27,000 円/台
    − 公式サイト → https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/ (jutaku-shoene2025.mlit.go.jp)

  2. 子育てエコホーム支援事業〈国土交通省〉
    同機能のエアコンを設置する子育て・若者夫婦世帯
    21,000〜23,000 円/台
    − 公式サイト → https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/ (kosodate-ecohome.mlit.go.jp)

  3. 東京ゼロエミポイント〈東京都環境局〉
    省エネ性能の高いエアコン買い替え
    − 例:都内在住者にポイント付与(家電券などに交換)
    − 公式サイト → https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/appliances (kankyo.metro.tokyo.lg.jp)

  4. 省エネ投資促進支援事業費補助金〈環境共創イニシアチブ(SII)〉※法人向け
    高効率業務用空調機の更新で費用の 1/3 を補助
    − 公式ポータル → https://sii.or.jp/ (sii.or.jp)


補助申請は販売店または施工店が代行するケースがほとんどです。
見積もり段階で「補助適用後の支払額」を確認 しましょう。



7. 費用を抑える5つのコツ



  1. 既存配管を再利用 できる同能力機を選び、穴あけやカバー追加を回避

  2. 補助対象の 換気・空清付き高効率モデル で実質単価を下げる

  3. 夏の繁忙期を避け、春・秋の閑散期に発注 し工賃を安定させる

  4. まとめ買い(2台以上) で出張費・リサイクル費を節約

  5. 相見積もり2〜3社 を取り、本体・標準・追加を分けた明細で交渉




8. 交換タイミングとサイン



  • 寿命目安:10〜13 年

  • 交換サイン

    • 冷え/暖まりが悪い、設定温度に達しない

    • 室内機から異音・異臭、室外機が強く振動

    • 室内機から水漏れ、ドレン詰まりが頻発

    • 故障コード(E03、P05 など)が表示



  • 真夏の故障は在庫不足+緊急料金で割高。春か秋に計画交換するとコストも品質も良好。




9. まとめ



  • 工事総額は 10〜30 万円 が主流、設置条件次第で 40 万円超もあり得る。

  • 標準取付け費は 15,000〜25,000 円、追加費用は配管延長・高所作業が鍵。

  • 国の補助最大 27,000 円/台 に自治体助成を上乗せすると実質負担を大幅圧縮できる。

  • 写真共有で追加費を封じ込み、閑散期発注&補助活用で賢くコストを抑えよう。




もっと詳しく相談したい方へ


水回り・空調・電気工事をワンストップで対応
株式会社 KYT くらしサポート
https://kyt-kurashi.com/

お気軽にご相談ください!

カテゴリ:住宅設備の役立つ情報

- CafeLog -